１９９５ｙ　マセラティ　ギブリ

走行中にエンジンの調子が悪くなりそれからアイドリングでハンチングを起こすようになったそうです。
すぐにアイドルバルブが原因でエンジン不調になっていることはわかったんですが、取外してみてみると
部品が一部なくなっていることに気づきました。

アイドルバルブの中に入っているピストンなんですが見比べるとわかるように左の部品にあって右の部品にないもの・・・
エンジン内部に吸い込んでしまったようです??
まずはインテークマニホールドに残っていないかファイバースコープを使って確認しました。
ありましたインテークバルブに引っかかっているようです。

これを取り除くのが大変でマニホールドを取外さず作業していたので時間がかかってしまいました。
取り除いた部品を見てみると一部が割れていてエンジン内部に入ってしまったようです。
シリンダー内部を確認しても破片は見つからなかったのでうまいことエンジンから出て行ってくれたみたいです。
各シリンダーの圧縮を測ってみても均一な数値になっていたので問題はないかと思うのですが・・・
タービンがちょっと心配です・・・
お客様にも内容を説明して納車いたしました。