【メルセデスベンツ】 SBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)
2008年03月10日
SBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)
メルセデスベンツの電子制御ブレーキシステム(BOSCH製)でSLクラス(R230)、Eクラス(W211)、CLSクラス(W219)に搭載されています。
今回はCLS500のブレーキパット及びブレーキオイルの交換を行いました。
このシステムの説明は以下のようになります。
「操作部を介してドライバーのブレーキング動作を認識します。まずストロークセンサと圧力センサによって、ドライバーがブレーキペダルを踏み込む速さと強さが計測されます。センサから受け取った情報は、制御ユニットで処理され、制御信号に変換されて、各車輪の制動力を個別に制御する油圧ユニット内のホイール プレッシャー モジュレータへ送られます。また、安全性や快適性を増すための補助的機能の組み込みも、ソフトウエアによって比較的簡単に行うことができます。」
「非常時には、ブレーキ マスター シリンダから前輪ブレーキへ直接油圧を送ることによって、ブレーキ機能が確保されます。」
詳しくは以下のホームページまで
メルセデスベンツ オフィシャルサイト
http://www.mercedes-benz.co.jp/brand/safety/sbc.html
ボッシュ・イン・ジャパン
http://www.bosch.co.jp/jp/press/bsjp_011024_2.html
このSBCが搭載されている車両のブレーキパット、ブレーキオイルの交換は今までのように
ただ単にブレーキパットの取外し、ブレーキオイルの抜き換えを行うと危険なんです。
上記画像のSBCユニット内に130bar前後の圧力の掛かったブレーキオイルが保持されているので、作業を行う前に必ずテスターを使ってSBCユニットの作動を停止させ圧力を抜いてしまわないといけません。
SBCユニットの作動を停止させはじめてブレーキが触れます。
ブレーキパット交換後、ブレーキオイルを交換しますがブレーキオイルの交換には
圧送式フルード交換機が必要で今までのようにブレーキペダルを踏んでも交換出来ません。
交換後SBCユニットを作動させ、ブレーキパットの押付けなど行って完了となります。
これらの車両はテスターが無いとブレーキパットなど交換が出来ませんので
ブレーキパット等交換されたい方はお問い合わせください。